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2004/04/08 08:37 更新
IBMメインフレーム40周年。中堅企業向け新製品発表
IBMは、初のメインフレーム「System/360」の登場40周年を記念した新製品「eServer zSeries 890」を発表。z890は主力メインフレーム「z990」のスリム化/低価格化を図った製品。
米IBM初のメインフレーム「System/360」の登場から4月7日で40周年を迎えた。IBMではこれを記念して同日、中堅企業向けのメインフレーム新製品「eServer zSeries 890」を発表した。
z890は、同社の主力メインフレーム「z990」のスリム化/低価格化を図った製品。同時にミッドレンジのストレージシステム新製品「TotalStorage Enterprise Storage Server(ESS)750」も発表された。両製品併せ、中堅企業顧客の事業環境統合と簡素化に役立つとIBMは説明している。
IBMによれば、z890はz990の技術が基盤となっており、柔軟性、仮想化機能、自動化機能、セキュリティ、拡張性が特徴。従来モデルのz800に比べてほぼ2倍の処理能力を備える一方で、サイズは最も小型のz800よりもさらに約30%小型化を図っている。
同社はまた、zSeries製品でJavaを処理するための新モジュール「zSeries Application Assist Processor」(zAAP)を新たに投入。これはJavaベースのWebアプリケーションを既存のコアビジネスアプリケーションおよび同じサーバプラットフォーム上のデータと統合するため、専用のz/OS Java実行環境を提供するもの。価格はプロセッサ当たり12万5000ドルで、6月30日に発売予定。
4月7日には、カリフォルニア州マウンテンビューのコンピュータ歴史博物館で、System/360の開発にかかわったエリック・ブローチ氏ら関係者が出席して40周年記念式典が開かれている。
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