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2004/04/08 20:26 更新
日立ソフトのシングルサインオンソフト「SRGate」がSELinuxに対応
日立ソフトウェアエンジニアリングが提供するシングルサインオンソフトウェア「SRGate」がSELinuxに対応した。
日立ソフトウェアエンジニアリングは4月7日、企業向けのシングルサインオンソフトウェア「SRGate」を、セキュアOSの「SELinux(Security-Enhanced Linux)」に対応させたことを発表した。
SRGateは、一度の認証で、複数のWebアプリケーションに対するログインを可能にするシングルサインオン製品。ユーザーのわずらわしさを省くとともに、運用側の管理コスト削減といった効果をもたらす。
またSELinuxは、強制アクセス制御(Mandatory Access Control)によってリソースへのアクセスを厳密に管理する仕組みを備えた、高度なセキュリティ機能を実装したOSだ。パッチの存在しない未知の攻撃に対する耐性も備えている。
一般にシングルサインオンシステムは利便性をもたらすが、一方で、ひとたびシステムが侵害を受ければ、そこから及ぶ影響は計り知れない。だがこのたび、SRGateがSELinuxに対応したことにより、DMZなど社内システムとインターネットの境界にSRGateを配置した際の、外部からの侵入に対する抵抗力が高まることになる。
日立ソフトによると、これまでSRGateは製造業での販売実績があるというが、SELinuxに対応したことにより、セキュリティを重視する金融業界などへの展開を強化する方針という。価格は1CPUライセンスが280万円。
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