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2004/04/15 09:58 更新


Liberty Alliance、デジタルTVセキュリティで標準化団体と協力

Liberty Alliance ProjectとTV-Anytime Forumは、TV-Anytimeの「Phase 2」仕様策定に当たり、これまでID管理に関する課題対応に取り組んできたLibertyの「Federated Identity Architecture」を活用する方法を模索する。

 業界団体のLiberty Alliance Projectと標準化団体のTV-Anytime Forumは4月14日、TV-Anytimeの「Phase 2」仕様策定に当たり、プライバシー、セキュリティ、相互運用性といったデジタルビデオレコーダー(DVR)市場の課題に協力して対応していくと発表した。

 両団体が手を組むことで、消費者にとっては選択の幅が広がり、ブロードバンド番組の管理が強化できると説明。コンテンツ所有者、放送局、広告主、メーカーにとっては新市場の開拓とコスト削減につながるとしている。

 発表によれば、TV-Anytimeが策定中の「Phase 2」仕様は、ゲーム、強化型テレビ、グラフィックス、音楽ファイルといったマルチメディアコンテンツを家庭内ネットワークで転送/保存する方法に関するものとなる。このためにはデバイス間でのセキュアなコンテンツ管理と、ユーザーに関連したデータのプライバシー/セキュリティ確保が必須要件。

 Liberty Allianceはこれまで2年間にわたってID管理に関するビジネス上および技術上の課題対応に取り組んでおり、両団体が協力して、Libertyの「Federated Identity Architecture」をPhase 2に活用する方法を模索する。

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