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2004/04/16 10:36 更新


MS、Visio 2003のXMLスキーマを公開

Microsoftは、「Office Visio 2003」のXMLスキーマを公開する。W3Cに準拠した完全なVisio XMLファイル形式の記述を提供することで、Visioダイアグラムに含まれる情報を取得し、CRMやERPなどほかのXML対応のアプリケーションに利用できるようになるとしている。

 米Microsoftは4月15日、ダイアグラム作成/データ仮想化ツール「Office Visio 2003」に使われているXMLスキーマの「DataDiagramML」を公開すると発表した。2003年11月に打ち出したOffice 2003のXMLスキーマを特許料無料でライセンスするプログラムの一環となる。

 同ライセンスプログラムによって、顧客やパートナーはVisio 2003のXMLスキーマを活用できるようになるとMicrosoftは説明。W3Cに準拠した完全なVisio XMLファイル形式の記述を提供することで、Visioダイアグラムに含まれる情報を取得し、CRMやERPなどほかのXML対応のアプリケーションに利用できるようになるとしている。

 「Visio XMLスキーマの文書を提供して企業や開発者が特許料無料のライセンスを通じたソリューションを開発できるようにすることは、開発プラットフォームとしてのVisio強化を図るのみならず、XML標準への当社の貢献を改めて示すことにもなる」。Office Visio担当ジェネラルマネジャー、リチャード・ウルフ氏は発表文でこうコメントしている。

 DataDiagramMLスキーマに関する文書は同日から、Microsoft Office Developer Centerで顧客やパートナー向けにダウンロード提供を開始。ライセンスプログラムに関する詳細は同社サイトに記載されている。

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