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2004/04/22 15:44 更新


IPv6に本気の姿勢、アライドテレシスが2007年にIPv6製品で300億円の売上計画

2007年度にはIPv6対応製品の国内売上で300億円――アライドテレシスはIPv6に本気の姿勢を示した。開発費の70%をIPv6対応製品に投入する計画し、2007年にはネットワーク機器の売上6割をIPv6対応製品にする。

 「2007年度にはIPv6対応製品の国内売上を300億円にする」――アライドテレシスは4月22日、今後3年間、開発費の70%をIPv6対応製品に投入する計画を発表した。コストパフォーマンスに優れた低価格IPv6対応エッジスイッチを順次開発・投入して、これを実現する考えだ。

 IPv6とは、現在インターネットで利用されているIPv4の後継バージョン。32ビットのアドレス空間しか持たなかったIPv4に比べ、IPv6では128ビットへと拡大、無限ともいえる機器にIPアドレスを振れるようになる。アジアや欧州などでは、今後IPv4ではアドレスが枯渇すると言われており、日本政府もe-Japan計画の重点項目に入れるなど注目度は高い。

 だが、「(IPv6は)ここ数年運用試験段階から抜け出ていないのも事実」とアライドテレシスの高木弘幸代表取締役副会長は指摘した。同社の分析では、IPv6普及に向けての足かせとなっているものの一つにIPv6対応スイッチの価格と性能が挙げられるという。コストパフォーマンスの高いIPv6対応スイッチを順次投入していくことで、同社はv6普及の起爆剤の役割を果たしたい考えだ。

高木弘幸氏

「アドレス枯渇の問題はアジアで顕著。まずは日本国内から始めたい」と話す高木弘幸代表取締役副会長


 アライドテレシスは、IPv6ネットワークを構成する際のエッジスイッチ部分に注目した。同社でIPv6対応製品販売の陣頭指揮を執る長尾俊彦マーケティング営業本部長氏によれば、「これまでIPv6対応スイッチはコア製品がほとんどで、非常に高価だった」。そこでIPv6ルーティングをコアネットワークからエッジネットワークで処理させるようにする。

 そのために5月には、ギガビットイーサネットを48ポート、IPv6のハードウェアルーティングを可能にした1Uサイズのエッジスイッチ「CentreCOM 8948XL」を出荷。トライアルキャンペーンでは「思い切った」99万8000円(税込104万7900円)という価格で提供する。「現時点でポート単価最安値」と長尾氏は胸を張ってみせる。

 続いて第4四半期には、10ギガビットイーサネット×2ポート/ギガビットイーサネット×24ポート搭載で、マルチキャスト/QoS機能を充実させた「CentreCOM 9900」シリーズを投入予定だ。

 2007年に同社が目指す300億円という額は、同社が2007年度に見込むネットワーク機器の売上500億円のうち60%に相当する数字。IPv6での本気をアピールした格好だが、レイヤ3の販売ポートシェアで国内30%超を占める状況をIPv6の世界でも実現できるか。

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▼アライドテレシス

[堀 哲也,ITmedia]

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