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2004/05/06 19:06 更新


Aventail、セッション終了後の安全も確保する新プラットフォームを発表

Aventailは、SSL-VPNアプライアンス「Aventail EX-1500」用プラットフォーム「Aventail ASAP 7.1」をリリースした。

 Aventailは5月4日、SSL-VPNアプライアンス「Aventail EX-1500」用プラットフォームの最新バージョン、「Aventail ASAP(Anywhere Secure Access Policy) 7.1」をリリースした。

 Aventail EX-1500は、Webブラウザが標準的に実装しているSSLを用いて、自宅や外出先などから企業システムへ、安全なアクセスを行えるようにするSSL-VPN専用アプライアンスだ。

 新バージョンでは、ポリシー管理やカスタマイズの柔軟性が高まったほか、ポリシーに基づき、クライアント端末に対する制御をより厳密に行えるようになった。具体的には、米WholeSecurityと米Zone Labsのパーソナルファイアウォール製品との連携が実現され、悪意あるコードやワーム、トロイの木馬などをブロックできる。

 また、SSL-VPN接続を行った後、端末側にセンシティブな情報が残ることを防ぐため、「Aventail Cache Control」と「Aventail Secure Desktop」という機能が追加された。前者は、単なるキャッシュだけでなく一時ファイルやブラウザ履歴、保存されたパスワードといった各種情報を削除する。またAventail Secure Desktopは、通常システムとは仮想的に隔離されたエリアを作り出し、ダウンロードされたデータはすべてそこに格納する仕組みで、セッション終了後、データは仮想ワークスペースごと消去される。

 Aventail ASAP 7.1は5月末から、販売代理店のテクマトリックス経由で提供される。価格は同時25ユーザーベースで198万円から。

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