ニュース
2004/05/12 02:40 更新


シービヨンド、新社長に前コグノスの田上氏

シービヨンド・テクノロジー・コーポレーションは、日本法人の社長、および米国本社の副社長に田上一巳氏が就任したことを明らかにした。

 シービヨンド・テクノロジー・コーポレーションは5月11日、田上一巳(たがみ かずみ)氏が、日本法人の社長、および米国本社の副社長に就任したことを明らかにした。韓国法人の社長も兼務する。同社は広本麻理氏の退任後、実質的に社長の椅子が空席となっていた。

 田上氏は、2000年11月から、ビジネス・インテリジェンス(BI)ベンダー、カナダのコグノスの日本法人で社長を務めた。ソリューション提案型の販売・マーケティング体制を確立し、NEC、IBM、富士通などの主要ベンダーとの新たな協業体制を確立するなど、積極的なビジネスパートナー戦略を推進した。

 それ以前は、1986年から約12年間、ロータスの設立メンバーとして参画した経歴を持つ。

 シービヨンドは2月、EAIツールの最新版「SeeBeyond Integrated Composite Application Network(ICAN) Suite 5.0」を日本市場でも販売し始めた。BPM機能や企業間の連携を強化しており、J2EEに準拠し、Webサービスなどの標準技術を積極的に採用している。また、柔軟でコスト効率の高いシステムの設計アプローチとして注目を集めているSOAに基づく、「コンポジットアプリケーション」環境を実現するものと位置づけられている。

 田上氏は、「包括的な統合ソリューションが、オペレーションコスト削減や顧客満足の向上を牽引するという認識を高めることにより、日本と韓国市場で、トップベンダーとしてシービヨンドのポジションを確立する」と話している。

関連リンク
▼シービヨンド

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.