ユーティリティ・コンピューティングを知る――効率的なシステム活用へのアプローチ
現在提唱されているユーティリティ・コンピューティングと呼ばれるシステム利用形態について取り上げるとともに、各ベンダーの取り組みを、ビジョンや戦略を踏まえて個別に紹介していく。
ドットコム・バブル崩壊の後遺症が癒えないまま景気後退局面を迎えたITベンダー各社は、業界再編と淘汰が進むなかで、生き残りを賭けた新たな戦略を打ち出している。
一方、依然として厳しい経済状況下にあるユーザー企業にとっては、コスト削減こそが危急の課題であり、ビジネス環境の変化に迅速に対応できるコンピューティング環境を、低コストで実現できるソリューションを求めている。
このような状況で登場してきたのが、現状のIT資源を無駄なく活用することで新規投資を最小限に抑え、システム全体の利用効率を上げてコスト削減につなげるという「ユーティリティ・コンピューティング」の考え方だ。
ユーティリティ・コンピューティングのコンセプトは、システム環境の複雑性を排除し、運用・管理コストを削減するためのソリューションを提供することにある。
本特集では、現在提唱されているユーティリティ・コンピューティングと呼ばれるシステム利用形態について理解を深め、各ベンダーの取り組みを、その背景となっているビジョンや戦略とともに個別に紹介していく。
本特集はソキウス・ジャパンが発刊している月刊誌「Open Enterprise Magazine」のコンテンツをPDF化したものを公開します。同特集は2003年12月号に掲載されたものです。 PDFのサイズ:504Kバイト次回は、アイ・ビー・エムの取り組みを紹介予定です(5月21日公開予定)。
[Open Enterprise Magazine]
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