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2004/05/16 21:20 更新


PDF標準化を進めるアドビ

アドビシステムズは、PDF標準化に関する活動について、プレス向けの説明会を都内で開催した。

 アドビシステムズは5月14日、PDF標準化に関する活動について、プレス向けの説明会を都内で開催した。PDFの標準化を進めることで、ユーザーにビジネス文書などを世界中で共有できる環境の構築を促す一方、実質的な業界標準とも言えるAdobe Acrobat製品群の優位性をさらに強化することが、同社の狙いとなる。

 標準化は、公的な記録の保管や、ユーザーが電子的にデータを移動するために、政府機関や業界団体、標準化組織、個々の企業などが進めるもの。PDFの相互運用性や将来の商品開発、信頼性の強化を進めることが主な目的となっている。具体的には、OASIS、ISO、W3C、AIIM、XBRL、FDA、NFF、ANSI、XML.Govといった組織が影響力を持っている。

 PDFには、幾つかの種類があり、この日は、PDF/A、PDF/E、PDF/Accessの3つについて詳しく触れられた。

 PDF/Aは、モノクロとカラーが混在する文書を電子データとして長期保存するための仕様。行政機関、規制産業、企業、教育期間、図書館から、ビジネス情、技術上の要求に基づいている。現在、AIIM(the Association for Information and Image Magnagement)インターナショナル、NPES(the Association for Supppliers of Printing ,Publishing and Converting Technologies)によって策定作業が進展している。

 PDF/Eは、エンジニアリング文書を高い信頼性を維持した状態で交換したいというニーズに対応したもの。知的財産の安全な配布や、文書交換や変更管理における信頼性といったメリットのほか、紙文書を排することによるコスト効果もある。これにより、企業のプロジェクトや製品開発チーム内での文書配布と変更に伴う管理コストの大きさや、末端管理部門における信頼性の高い技術図面の表示方法がないといった問題を解決できるという。3月1日に、AIIMとNPESが、PDF/Eイニシアティブを発足。6月に第2回会議が行われる。ISO標準化認定を2006年末に取得することを目標としている。

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