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2004/05/19 19:00 更新
NAC、Lovgate新亜種の危険度を「中」に引き上げ
NACは、Lovgateウイルスの亜種「Lovgate.ab」の感染が増加しているとして、危険度を「中」に引き上げた。
日本ネットワークアソシエイツ(NAC)は5月19日、Lovgateウイルスの亜種「Lovgate.ab」の感染が増加しているとして、危険度を「中」に引き上げた。
Lovgate.abは、電子メールを媒介として広まる大量メール送信型のウイルス。添付ファイルをクリックすると感染し、感染マシンからメールアドレスを抽出。自身のSMTPエンジンを使って広まる。P2Pや共有ファイルを通じた感染拡大も試みる。
差出人はなりすまされており、件名/本文については不定。添付ファイルの拡張子はEXE、SCR、PIF、CMD、BAT。RAR、ZIPの拡張子を持つ圧縮ファイルにLovgate.abのコピーが格納されている可能性もある。
また、「Symantec」「McAfee」「Gate」などのセキュリティ関連プログラムのプロセスを終了しようとする。
米国時間5月14日に中国で発され、全世界で100件を超える報告が入っているものの、現状では時間当たり10件と緩やかな広がりとしている。
関連リンク日本ネットワークアソシエイツ(W32/Lovgate.ab@MM)
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