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2004/05/20 08:56 更新
BEA、オープンソースの「Beehive」プロジェクト発表
米BEA Systemsは、Javaの採用促進を目指すオープンソースプロジェクト「Beehive」を発表。開発環境ではなくオープンソースのランタイム環境を提供するという点で、EclipseのようなIDEを補完する設計になる。
Javaサーバソフト会社の米BEA Systemsは5月19日、Javaの採用促進を目指すオープンソースプロジェクト「Beehive」を発表した。サービス指向アーキテクチャ(SOA)およびJavaベースの企業向けアプリ開発に向けた業界初のオープンソース基盤になるとしている。
BeehiveはJava開発を簡素化して採用拡大を目指す取り組みの一環で、同社のアプリケーションフレームワーク「BEA WebLogic Workshop」が基盤となる。BeehiveのサポートやBEA WebLogic Workshop ControlsおよびExtensibility Programへの参加を通じ、コンポーネント/ツール/プラットフォームベンダー50社以上の支持を取り付けたとしている。
BEAによると、Beehiveは開発環境ではなくオープンソースのアプリケーションフレームワーク(ランタイム環境)を提供するという点で、商用およびオープンソースのEclipseのようなIDEを補完する設計になる。アプリケーションフレームワークのオープンソース化によって、デベロッパーや顧客は自分が選んだツールを使ったアプリケーション開発とサーバへの導入が可能になり、IT環境がベンダーに縛られるリスクを冒さずに済むと説明している。
Beehiveは今夏、オープンソースライセンスの下で無償提供を開始する見込み。WebLogic Workshop IDEも引き続きデベロッパー向けに無償で提供するとしている。
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