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2004/05/20 15:29 更新

ネットマークスとラック、「検疫ネットワーク」システムを共同開発
ネットマークスとラックは、セキュリティポリシーに適合しないPCを業務ネットワークに接続させない「検疫ネットワーク」システムを共同開発した。
ネットマークスとラックは5月20日、セキュリティポリシーに適合しないPCを業務ネットワークに接続させない「検疫ネットワーク」システムを共同開発と発表した。6月から販売する。
検疫ネットワークは、企業のイントラネットに接続するすべてのPCをいったん別のネットワークに隔離し、セキュリティポリシーに違反していないかをチェックしてから、業務ネットワークに接続させるというもの。ユーザーの心がけに頼らず、システムによってウイルス対策ツールや運用ルールを順守させることができる。
両社が開発した「検疫ネットワーク」は、認証VLAN機能を備えた高価な機器やクライアントPCに新たにソフトを導入する必要がないのが特徴で、検疫ネットワークに必要となる「隔離」「検疫」「治療」の3コンポーネントで最適なシステムを選んだとしている。
隔離には松下電器産業のパナソニック ソフトモジュール カンパニーが販売するAdvanced Network Technology Laboratories(ANTLabs)のアプライアンス製品「Tru'Connect」を採用し、検疫には、ラックのクライアントPCのコンプライアンス管理製品「Compliance Center」を利用する。治療には、ウイルス対策ソフトベンダー各社のツールや資産管理ソフトウェアなどが利用でき、特にマイクロソフトの「Microsoft Software Update Services(SUS)を推奨する、としている
価格は1000クライアントの場合で、初期費用500万円、月額費用50万円から。
現在はウイルス対策に重点を置いたシステムだが、今後は情報漏えい対策などを含めたイントラネットの総合セキュリティ対策と位置づけて、機能拡張を行っていく予定だ。
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