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2004/05/28 10:09 更新


SAPとキヤノン販売が基幹系ソリューション事業で提携を強化

キヤノン販売グループのキヤノンシステムソリューションズ(キヤノンSOL)とSAPジャパンは、基幹系システム導入などの分野で提携を強化すると発表した

 キヤノン販売グループのキヤノンシステムソリューションズ(キヤノンSOL)とSAPジャパンは5月27日、都内で記者発表会を行い、基幹系システム導入などの分野で提携を強化すると発表した。キヤノンSOLは、ITサービス事業でキヤノンブランドを確立することを中期経営計画の柱としており、基幹系システムの構築サービスでSAPと提携することで、幅広い顧客企業を獲得したい考えだ。

 キヤノンSOLの前身は、住友金属工業の情報システム部門。1982年に住友金属情報システムとして分社化し、2000年に住友金属システムソリューションズに名称を変更、2003年1月にキヤノン販売グループの傘下になった。システムインテグレーション、サーバ事業などを行っている。

 親会社であるキヤノン販売は、ITサービス分野を「情報系」と「基幹系」の2つに分けている。情報系では、キヤノンの得意とするイメージング技術を生かした電子パンフレットや、プリンタなどを利用した「オフィスイメージングソリューション構想」を打ち出している。また、ビジネスインテリジェンスやナレッジマネジメント、データウェアハウスなども含まれる。

 一方、基幹系では、ERPやCRM、SCM、さらに、製造や流通サービス、金融といった業種別のソリューションの提供を想定している。それぞれ、情報系をキヤノン販売ビジネスソリューションカンパニーが、基幹系ビジネスをキヤノンSOLが展開していくという役割分担となっている。

 基幹系システムの構築サービスを行う上で、ERP市場で存在感を持ち、顧客からも高い評価を得ていると判断したことが、SAPを協業相手として決めた理由という。また、自社へのスキルやノウハウの蓄積をすることも視野に入れている。

 発表会でスピーチをしたSAPジャパンの藤井清孝氏は、「もうまもなくSAP Business Oneをリリースする予定」と話した。Business Oneは、同社が中小企業向けに提供するERPパッケージの簡易導入版だ。同社は、中堅・中小企業向け戦略として、パッケージングとして「mySAP ERP」、導入方法論として「mySAP All-in-One」、そしてプロダクトとしてSAP Business Oneを展開していくとしている。

 キヤノン販売の村瀬治男社長は、「ERPは大企業への導入は一巡したが、今後は中堅企業への導入が進むと考えている」と話しており、まだ開拓の余地がある中堅以下のERP市場でのシェア獲得を模索していることをうかがわせた。

[怒賀新也,ITmedia]

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