不確定要素が多い現代のビジネスシーンにおいて、全てのビジネスパーソンに「経営的な視点」が必要不可欠なスキルになった。それは企業のITインフラを支える情報システム部門(以下、情シス)の担当者も例外ではない。ITを単なるコストではなく、事業成長のエンジンとして位置付けるために「ビジネスの視点からIT投資の価値を説明するスキル」が欠かせない。
しかし多くの情シスの現場が、人材育成の停滞という課題に直面している。その背景にあるのが、育成に割ける人的リソースの不足に加え、情シス向けの質の高い学習コンテンツが不足していることだ。
多忙な業務の中で、時間をかけて体系的な学習に取り組むのは困難だろう。そんな情シス担当者が「IT×ビジネス」の視点を身に付けるために参考にすべき動画コンテンツがある。インターネットイニシアティブ(IIJ)が制作した「情シスラーニング」だ。各分野の著名な講師による講義と質疑応答を1時間程度の動画にまとめている。
ITを「経費」ではなく「投資」として語り、経営層を納得させるための具体的な手法を学ぶことは、全てのビジネスパーソンに求められる必須スキルだ。情シスラーニングのコンテンツはそのための重要テーマに焦点を当てている。
費用対効果を測るためのIT投資評価の手法(財務的・非財務的手法)を解説し、IT投資評価の実態と課題を掘り下げる。ITに苦手意識を持つ経営層に対する説明のコツなど、上層部への効果的な情報インプット手法を深掘りする。
ビジネスパーソンが身に付けるべき会計知識として、決算書と、その根幹となる財務三表(PL、BS、CS)の読み解き方などを解説する。特に、クラウドサービスの利用やPCのリースといったIT投資がどのように決算書に表れるのかを具体的にレクチャーするので、実際の業務と会社の財務状況を結び付けて理解できる。
これらの動画を通して「ITが会社の利益にどう貢献するのか」を具体的な数字で語れるようになれば、経営層とのコミュニケーションを円滑する強力な武器になるはずだ。今後はマーケティングの基本プロセスやビジネス戦略のフレームワーク、戦略的クラウド活用、データドリブン経営といった実践的なコンテンツが追加される予定だ。
ITがビジネスの成否を左右する現代において、この「IT×ビジネス」視点は、部署や役職を問わず全てのビジネスパーソンの必須教養といえる。キャリアアップを目指す中堅社員はもちろん、次世代のリーダーを目指すビジネスパーソンはぜひ視聴してほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2025年11月20日