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特集:全1回 .NET FrameworkをUNIXで動かす「Mono Project」:dev .NET(6/9 ページ)
ノベルが取り組むオープンな.NET Framework環境。「Mono」は、ASP.NET、ADO.NETなどの開発を必ずしもWindows上で行う必要がない、という新たなアプローチとして注目されている。その実力をサンプルを用い検証してみた。
Windowsからコピーしたバイナリを直接実行することもできる
ここまでMonoを使ってコンパイルする例を示してきたわけだが、.NET FrameworkのアセンブリはMSILという仮想コードで構成されており、OSに依存しない。そのため、もしWindows上でコンパイルしたアセンブリ(EXEファイル)があるならば、それをUNIX上にコピーして、monoコマンドを使って実行してもかまわない。
実際のところ、UNIX上でテキストエディタを使い.NET Frameworkアプリケーションを開発するのは手間がかかるため、Visual Studio.NETで開発し、ビルド後のアセンブリをUNIXに移行するという開発スタイルのほうが作りやすいだろう。
オープンソースの統合開発環境「Eclipse」には、C#を使って開発できるプラグインも存在する。また、MonoDevelopを使って開発するという方法もある。
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