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特集:全1回 .NET FrameworkをUNIXで動かす「Mono Project」dev .NET(5/9 ページ)

ノベルが取り組むオープンな.NET Framework環境。「Mono」は、ASP.NET、ADO.NETなどの開発を必ずしもWindows上で行う必要がない、という新たなアプローチとして注目されている。その実力をサンプルを用い検証してみた。

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Windowsの場合

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 おかしな話かと思われるかもしれないが、Monoには、Windows版もある。Windows版はインストーラを使って画面3のようにインストールできる。


画面3■Windows版のインストール

 MonoのWindows版では、幾つかの機能に(マイクロソフト純正の).NET Frameworkを利用している。そのため、MonoのWindows版を利用するためには、.NET Frameworkがインストールされていなければならない。MonoのWindows版を利用するシーンとしては、UNIX環境のMonoと互換の環境を作りたい場合に限られるだろう。そこで本稿では、Windows版のMonoについては、これ以上説明しない。

Monoを使ってコンソールアプリケーションを作る

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 Monoのインストールが終わったところで、実際にMonoを使ってプログラムを実行してみよう。ここでは、C#とVB.NETのそれぞれのプログラムをコンパイルして、実行するまでを説明する。

C#の場合

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 C#の場合には、拡張子.csとしてソースファイルを記述する。ここでは、リスト1に示す簡単なソースをhello.csという名前で用意する。

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 MonoのC#コンパイラは、mcsコマンドだ。そこで、次のように指定してコンパイルする。

$ mcs hello.cs
Compilation succeeded

 コンパイルが成功すると、hello.exeというアセンブリができる。アセンブリは、次のようにmonoコマンドを使って実行することができる。

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Monoにはmintコマンドも用意されている。ただし、mintはインタプリタであり、MonoはJITである。

VB.NETの場合

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 VB.NETの場合には、拡張子.vbとしてソースファイルを記述する。先に記述したリスト1のVB.NET版は、リスト2のようになる。

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 MonoのVB.NETコンパイラは、mbasコマンドだ、そこで、次のようにしてコンパイルする。

$ mbas hello.vb
--------
MonoBASIC: THIS IS STILL ALPHA AND UNSUPPORTED SOFTWARE, USE AT YOUR OWN RISK.
--------
Compilation succeeded

 上記のメッセージを見ると分かるように、VB.NETコンパイラは、まだαリリースであり正式版ではない。そのため複雑なソースの場合には、正しくコンパイルできないこともある。現状では、開発言語としてC#を用いたほうがよいだろう。コンパイルが成功すると、hello.exeというアセンブリができる。実行は、C#の場合と同じく、monoコマンドを使えばよい。

$ mono hello.exe
Hello, Mono

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