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運用管理もビジネス視点で――米HPのポッツCTO(2/2 ページ)
Hewlett-PackerdのCTO、Management for the Adaptice Enterprise Management Software Organizationのマーク・ポッツ氏に話を聞いた。
ポッツ モジュール化については、現在SOA(サービス指向アーキテクチャ)に注目が集まっています。アプリケーションサービスが、SOAにいたるまでには、最初にオブジェクト指向があり、コンポーネントベースの開発、そして、SOAという順に発展してきました。SOAによって、コンピューティングにおけるより柔軟なモジュールレベルが確立されたと考えています。
HPでは、サービスがモジュールの単位であり、それがインフラやビジネスサービスに発展するという哲学を持っています。
―― 仮想化によってシステムの複雑性を隠蔽し、管理の自動化を行うというコンセプトは、HPのアダプティブ・エンタープライズだけでなく、IBMのオートノミックコンピューティング、日本でもNECがVALMO、日立製作所はHarmonious Computingという言葉で推進しています。結局、これらはすべて同じなのでしょうか?
ポッツ 仮想化など、基本となる技術はほぼ共通していると言えるかもしれませんが、コンセプトは異なっています。IBMはWebSphereを中心に、すべてをIBMにリプレースしていくことをビジネスの基本的な考え方にしています。一方で、HPは、企業システムの異種混在性を認識しています。企業のビジネス要件に基づいて、ベストオブブリードの考え方で解決策を提示していくのがわれわれの基本的な考え方なのです。
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