トップはNTTデータ〜2004年情報サービス産業売上高
コンピュータ・エージ社は8月17日、日本の情報サービス産業各社の業績や従業員に関するデータをまとめた「2004年情報サービス産業売上高ランキング」を発表した
IT専門誌や書籍を発行するコンピュータ・エージ社は8月17日、日本の情報サービス産業各社の業績や従業員に関するデータをまとめた「2004年情報サービス産業売上高ランキング」を発表した。売上高ではNTTデータがトップ。そのほか、売上高対前年比や営業利益率ランキング、ORACLE MASTERやSAP R/3認定資格、IBM DB2認定資格の取得者数など、人材のスキルにも焦点を当てた幅広い調査結果となった。
ランキングは、上位130社に対して6月に実施されたアンケート調査がベース。
売上高
- 1位 NTTデータ
- 2位 大塚商会
- 3位 NTTコムウェア
- 4位 日本ユニシス
- 5位 伊藤忠テクノサイエンス
売上高部門のトップは昨年同様NTTデータ。上位5社では、大塚商会とNTTコムウェアの順位が入れ替わった。
売上高対前年比
- 1位 日本ユニシス・ソフトウェア
- 2位 UFJ日立システム
- 3位 日本総合研究所
- 4位 ネクストウェア
- 5位 味の素システムテクノ
同ランキングは、前年比の売上高の伸び率を示すもの。この1年で成長した企業が上位に挙がっており、今年は日本ユニシス・ソフトウェアだった。
なお、昨年の上位5社は、NECシステムテクノロジー、あおぞら情報システム、日本ユニシス情報システム、テプコシステムズ、エヌデーデーだった。
営業利益率
- 1位 北海道日本電気ソフトウェア
- 2位 旭情報サービス
- 3位 日本システムディベロップメント
- 4位 TKC
- 5位 NECシステムテクノロジー
営業利益率ランキングは上記の結果となった。昨年は、インテリジェントウェイブ、オービック、フィオシス・コンサルティング、日本システムディベロップメント、北海道日本電気ソフトウェアの順だった。
ORACLE MASTER取得者数
- 1位 日本ユニシス・ソフトウェア
- 2位 CSK
- 3位 NECソフト
- 4位 日本ユニシス
- 5位 日立システムアンドサービス
ORACLE MASTER取得者数ランキングは、日本ユニシス・ソフトウェアがトップ。昨年は、日本ユニシス、CSK、NECソフト、日立システムアンドサービス、日立情報システムズの順だった。
SAP R/3認定資格取得者数
- 1位 日立情報システムズ
- 2位 日立ソフトウェアエンジニアリング
- 3位 CSK
- 4位 キーウェアソリューションズ
- 5位 住商情報システム
SAP R/3認定資格取得者数のトップは日立情報システムズ。昨年は、日立情報システムズ、日立ソフトウェアエンジニアリング、日本総合研究所、キーウェアソリューションズ、CSKの順だった。
IBM DB2認定資格取得者数
- 1位 富士ソフトABC
- 2位 TIS
- 3位 日立ソフトウェアエンジニアリング
- 4位 アドソル日進
- 5位 DTS
IBM DB2認定資格取得者数ランキングは、富士ソフトABC、TISの順だった。
同調査の詳しい内容については、コンピュータエージ社の発行する「月刊コンピュートピア」で紹介される。
調査結果について、月刊コンピュートピアの編集長、井津元由比古氏は、「国内のシステムインテグレータは今後、インドや中国をはじめとするオフショアリングを手がける企業とのコスト競争に直面する。顧客企業のニーズを踏まえた上で、オフショア開発企業との差別化を図ることが求められる。」と話している。
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