特集:Eclipseを築き上げたプラグイン、その開発法まで:dev Java(3/7 ページ)
Eclipseは、開発プラットフォームだ。Javaの統合開発環境としてだけではなく、各種プラグイン導入でさまざまな言語環境もサポート可能だ。この特集では、厳選プラグイン紹介に加え、本題とするプラグイン開発のノウハウに触れていく。
「更新マネージャー」によるプラグインインストール
さて、新たなプラグインをEclipseに導入する場合、どのような手順になるのかを説明していこう。
Eclipseにプラグインを追加する方法は大きく分けて2種類がある。「手動」と「更新マネージャー」を用いた追加だ。前者については第1回の特集で触れているため、ここでは特に「更新マネージャー」を用いたプラグイン導入について解説する。
プラグインの中には開発者が「site.xml」ファイルを用意しているものがある。site.xmlは、更新マネージャーによってプラグインのインストールを行う際に必要となるため、これが用意されていないプラグインの導入は手動で行うことになる。
手順としては、導入したいプラグインがsite.xmlを公開していることを確認した後に、Eclipseのメニューから「ヘルプ」→「ソフトウェアの更新」→「更新マネージャー」を選択していただきたい。『「インストール/更新」パースペクティブ』が表示される(画面1)。
画面1の左下に見える「フィーチャーの更新」ビューから「アクセス先サイト」を右クリックし、コンテキストメニューを表示する。メニューから「新規」→「サイト・ブックマーク」を選択することで、「新規サイト・ブックマーク」ウィンドウを開くことができる。
「名前」には任意の名称を入力することが可能なため、自らで分かりやすいものを記入しておくとよいだろう(画面2)。「URL」にはsite.xmlのロケーションを示すURLを入力する。「ブックマーク・タイプ」は「Eclipse 更新サイト」を選択すればよい。
ここでは例として、「Easy Struts」というプラグインを導入してみよう。URLには「http://easystruts.sourceforge.net/eclipse/updates/site.xml」を入力する。「終了」ボタンをクリックすれば設定完了となる。フィーチャーの更新ビューに追加された(任意名称)ツリーをクリックすることで、以下のように展開される(画面3)。
あとは、インストールしたいプラグインの名称とバージョンを確認し、クリックすることでプレビューにプラグインの概要が表示される。「すぐにインストール」をクリックし、画面4のように指示に従って進めていくことでプラグインインストールが可能だ。
なお、Eclipse 2.1ではプラグインのインストールごとにEclipse自体の再起動が必要となるため注意が必要だ。
また、フィーチャーの更新ビューから「使用可能な更新」を選択することで、プラグインの最新バージョンの確認やバージョンアップを行うことができる。
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代表的なプラグインを6つ挙げよう
次に、現在リリースされているEclipseプラグインの中から、よく使われているものや、知っておくと役立つものについて紹介しておこう。なお、各プラグインの使い方については割愛しているため、配布サイトや解説サイトを参考にしてほしい。
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