米国エネルギー省(DoE)は11月4日、IBMが構築したBlueGene/Lスーパーコンピュータが70.72テラFLOPSを達成し、LINPACKベンチマークにおいては世界最速となったと発表した。DoEによれば、現在はまだ最終構成の4分の1の状態で稼働しているという。
このスーパーコンピュータはローレンス・リバモア国立研究所に設置されており、地下核実験の代替として核兵器のセキュリティ管理・実験シミュレーションを行う。
DoEによれば、最終構成のBlueGene/Lは地球シミュレータの9倍のスピードを、7分の1の消費電力、14分の1の床面積で達成するという。(→詳細記事)
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