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意外と速い! Windows上でそのまま起動できるcoLinuxUNIX USER 2004年11月号特別企画より転載(3/3 ページ)

KNOPPIX 3.6日本語版には、手軽に使える2つのエミュレータが搭載されている。1つはCPUエミュレータQEMU。もう1つがLinux専用のエミュレータcoLinuxである。coLinuxは専用だけあって、実行スピードは実用レベルだ。その実力と便利さが相まって利用が定番化しそうなツールである。簡単に試せるので早速チャレンジだ。

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 起動用のBATファイルを見ていただくと分かるが、CygwinのXであるXWin.exeとそのXサーバーへの接続を許可するxhost.exeが起動され、最後にCygwinのrunコマンドの引数として、coLinuxが次の書式で起動されている。

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 coLinuxのカスタマイズは引数のXMLファイルで調整できる。たとえば、タグの中に、次のような記述があれば、512MBのメモリ環境として起動する。

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 用意されているXMLファイルを見比べていろいろと試してみよう。

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 coLinuxの実行速度はどのくらいのものだろうか? 最後にHDBENCH clone*を使った簡単なベンチマークを紹介しよう。

 テストに使ったマシンのスペックは表1のとおり。CygwinのX、商用PC XサーバーとしてASTEC-X*、QEMU、通常のCD-ROMブートの4通りについて、KNOPPIX起動後にHDBENCH cloneのソースをダウンロードし、「time make」によるコンパイル時間と、HDBENCH cloneを測定した。結果*表2、3のとおり。それぞれ体感として違いが分かり、HyperThread世代のマシンならCygwinを使っても快適に使えるレベルのようだ。ASTEC-Xを使った場合だとさらに速く、とくにコンソール操作時に違いがあった。

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 これからのLinuxユーザーだけでなく、Windowsを普段使う機会があるユーザーには定番になりうる有力な環境であるので、せひ一度使ってみていただきたい。

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