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Qtとは――第1回 フレームバッファでQtアプリ(その1)UNIX USER1月号「デスクトップで動かす・学ぶQt/Embedded」より転載(3/3 ページ)

組み込みでのGUIアプリケーションは、ウィンドウシステムがない環境で動き、組み込みボードやタッチパネルなどの小型表示装置が用いられることが多いため、これまでは興味があっても簡単に手が出せませんでした。しかし最近は、Linux環境でフレームバッファが利用できるようになり、デスクトップマシンで組み込みGUIを体験できるようになっています。本連載では、Qt/Embeddedを使って、Linuxデスクトップマシンで組み込みのGUIプログラミングを体験します。

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 Qtのライセンスは開発者ライセンスです。開発者ごとに商用ライセンスが必要で、使用するプラットフォームに応じてDuo、Trio、Quadといった種類があります。また、機能的にProfessional版とEnterprise版があり、表6が機能の相違を一覧にしたものです。

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 Qt/Embeddedは、次のような理由からEnterprise版のDuoが最小限の組み合わせとなります。

  • 実装にネットワーク機能を使用していること
  • クロス開発環境では、Qtが持っている開発用のuic*などのコマンドラインツールや、Qt DesignerなどのGUIツールを使用すること

 また、デスクトップ版では、開発者ライセンスのみで開発をし、できたアプリケーションをロイヤリティなしで販売できますが、Qt/Embeddedではデバイス数に応じたロイヤリティが必要となります。

 Qt/Windows以外のプラットフォーム*については、ソースコードの公開と無償で配布することを前提にしたオープンソースのライセンスがあります。ソースコードは、ライセンスの記載以外商用版とまったく同じです。商用版ではサポートが受けられますが、オープンソース版にはサポートはありません。

 なお、オープンソース版では、プロプライエタリなコードを併用していると、そのコードを公開しなければならない場合があるので注意が必要です。オープンソース版と商用版の併用はできず、商用には開発の最初から商用版を使用する必要があります。

 このほかに、前述のすべてのQtについて、評価版ライセンスがあります。公的教育機関向けに、教育目的のための無償の教育用ライセンスがあり、公的研究機関向けには、非商用目的でのアカデミックライセンスのディスカウントがあります。

 ライセンスについて*は、次のURLからたどれるLicensingとPricingのページに詳しく書かれています。

http://www.trolltech.com/products/qt/index.html


 「第1回 フレームバッファでQtアプリ」の内容は3回に分けて掲載予定です。次回の掲載は12月17日を予定しています。ご期待ください。

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