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BEA、ノンストップアプリサーバDiabloを国内アナウンス

ミッションクリティカルな高可用性。基幹運用に耐えうるアプリケーションサーバトレンドは、ESBを見据えたSOA実現の足がかりとなっていく。BEAが新版を国内発表。

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 2004年6月、国内開催の「BEA eWorld JAPAN 2004」でもセミナー講演があったように、BEA Systemsが新版アプリケーションサーバとしてリリース予定なのが、コードネームDiabloこと「BEA WebLogic Server 9.0」。


画面■JMX Service Interfaceを実装。プログラムベースの制御を実現する

 20日の同社会見では、2005年、日本BEAシステムズがどのような戦略で製品展開を予定しているかに触れ、BEA WebLogic Server 9.0を始め、統合ソフトウェア「BEA WebLogic Platform 9.0」のリリース、そしてESBの全貌プロダクトとなる「Project QuickSilver」についてが語られた。

 それぞれの出荷スケジュールまでには触れられなかったものの、BEAによるESB(エンタープライズサービスバス)は、WebLogic Server 9.0で先行し、マルチプロトコルなインタフェース実装実現、そしてSOA実現のための運用基盤となる点が強調された。

 製品機能詳細を語った日本BEAシステムズ、チーフテクニカルストラテジストの伊藤敬氏は、「ミッションクリティカルのニーズに応えることが重要視されたもの」と語り、eWorld JAPAN 2004既報で米BEA Systemsのジム・マリノ氏がコメントするように、WebLogic Potalライクな管理ツール搭載、オートチューニング(コンフィグレーションアシスタント)、そしてJ2EEで弱みと言われがちなバッチ処理実装も特徴のひとつだという。

 バッチ処理には、オブジェクト指向言語として定評なPythonベースだという独自のJythonスクリプト言語を採用。Jythonスクリプトでは、アプリサーバ起動停止やアップデート処理などを行える。

 現在、英語版ベータが公開中。2〜3月にはベータ2が予定されているという。

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