.NET Framework 2.0で改善されたXSLT:Visual Studio Magazine(4/5 ページ)
XMLとHTMLの架け橋「XSLT」。.NET Framework 2.0のXSLTは、性能向上と一貫した変換アプローチを図った。この特集では、2.0で置き代わるXSLTプロセッサについて、具体的な手法を挙げる。
拡張オブジェクトのメソッドを呼び出す
さて次に、スタイルシートから拡張オブジェクトのメソッドを呼び出してみよう。たとえば、商品一覧をカテゴリ別に異なる背景色で表示したいとしよう。このような処理は、拡張オブジェクトを使うことで実現できる。
まずは、コードディレクトリにBGColorと名付けた新しいクラスを作ることからはじめる。このクラスは、与えられたカテゴリIDごとに返す背景色を決定するものだ(リスト5)。
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色の決定は非常に単純だ。次にスタイルシートからいま実装したReturnBGColorメソッドを呼び出したい。そのためには、ProductsPaging.xlファイルにおいて、下記太字の部分を加える。
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拡張オブジェクトと名前空間URIとを関連付けるには、xslstylesheet要素で属性「xmlns:myColor="urn:myColor"」を指定する。いちどオブジェクトと名前空間URIとを関連付ければ、それがあたかもスタイルシートの一部かのように、該当オブジェクトのメソッドを呼び出せるのだ。
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この行は、カテゴリIDを渡してBGColorクラスのReturnBGColorメソッドを呼び出す。次のステップは、拡張オブジェクトのメソッドを呼び出せるように、拡張オブジェクトをスタイルシートに渡すことだ(リスト6)。
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