.NET Framework 2.0で改善されたXSLT:Visual Studio Magazine(5/5 ページ)
XMLとHTMLの架け橋「XSLT」。.NET Framework 2.0のXSLTは、性能向上と一貫した変換アプローチを図った。この特集では、2.0で置き代わるXSLTプロセッサについて、具体的な手法を挙げる。
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リスト6の例では、スタイルシートからカスタムコードを実行するために拡張オブジェクトを用いた。しかしスタイルシートの内部にスクリプトとして埋め込むことでも、同様の機能を実現できる(リスト7)。
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ここまで述べてきた例は、単におもしろいといっただけではなく、このテクノロジーを利用して何ができるのかをほのめかすものでもある。
たとえば、毎回Productsテーブルからすべての行を取得するのではなく、要求された行数だけを取得するように、ここで述べた例を拡張することもできるだろう。拡張オブジェクトは、ユーザーインタフェースの単純なカスタマイズに限らず、さらに、テーブル検索、データ値の調査(バリデーション)、バックアップ操作といった複雑な操作のためにも使える。
著者について:
Thiru Thangarathinam氏は、アリゾナ州チャンドラのインテル社で働いている。.NET関連テクノロジを使った分散エンタープライズアプリケーションの構築、設計、開発を専門とする。.NET関連テクノロジに関する多くの共著書を執筆しており、オンライン出版物にもたびたび寄稿している。
日本語訳:大澤文孝
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