Novell、LinuxサーバからWindowsを管理できるZENworksの最新スイートを発表
NovellはBrainShareでITリソース管理の新製品「Novell ZENworks 7 Suite」を発表した。新バージョンでは、Linuxサーバ上で動作するZENworksからもWindowsクライアントを管理できるようになる。
ソルトレイク・シティーでBrainShare 2005を開催中のNovellは3月21日、ITリソース管理の新製品「Novell ZENworks 7 Suite」を発表した。
ZENworksはディレクトリをベースとしたポリシー管理によってIT資産のライフサイクル全体を管理するのが特徴。通常、PC、サーバ、PDAなどは機器導入から管理が始まる。それからディスクイメージの自動配布、パッチおよびアップデート、ユーザーデータ管理、アセット管理、リモート管理、OSの移行と、機器が時代遅れになるまで続く。これら一連のライフサイクル全体をカバーする管理ツール群から構成されるのがZENworks 7 Suiteだが、もちろん単体製品の購入も可能だ。先ごろ、ドイツのCeBITで発表された「ZENworks 7 Linux Management」もZENworks Suiteを構成する製品の1つだ。
元々、異種混在環境のサポートを強みとしていたが、さらに新バージョンでは、Linuxサーバ上で動作するZENworksからもWindowsクライアントを管理できるようになり、混在環境を抱える企業の選択肢が広がった。
Novellでアイデンティティー関連製品のGMを務めるデビッド・リトワック上級副社長は、「Novellほど異種混在環境の管理機能を提供できるシステム管理ベンダーはない。ZENworks 7であれば、Linuxクライアントを迅速に、かつ効果的に配備できるし、Linuxへの移行にも役立つはずだ」と話す。
BrainShareのオープニングジェネラルセッションでは、Linuxクライアントを迅速に配備する機能がデモされた。
なお、ZENworks 7 Suiteの出荷は第2四半期の予定。
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