SAPPHIRE Bostonで大型契約の獲得や新しいチャネル戦略を発表へ
SAPは「SAPPHIRE '05 Boston」で幾つかの新しいパートナーシップや顧客との大型契約、あるいはグローバルチャネルプログラムについて発表する。
SAPの顧客らは、マサチューセッツ州ボストンで5月17日夕方に開幕する「SAPPHIRE '05 Boston」で幾つかの新しいパートナーシップや顧客との契約、あるいはグローバルチャネルプログラムについての発表を聞くことになる。
SAPのスポークスマン、ビル・ウォール氏によれば、そのひとつは、数社の著名ベンダーがSAPのSOA(サービス指向アーキテクチャー)、「Enterprise Services Architecture」(ESA)をサポートするという発表だ。4月にコペンハーゲンで開催された欧州のSAPPHIREではESA関連の提携をIBM、Macromedia、およびMicrosoftが発表している。
SAPはまた、今回のユーザーカンファレンスで、新しいグローバルチャネルプログラムをローンチする。「PartnerEdge」と呼ばれ、SME市場を対象としたものだ。スポークスウーマンのアストリッド・ポルシェン氏によれば、これまで同社では、地域ごとに異なる、地域に特化したプログラムを適用してきたという。
PartnerEdgeプログラムは、「バリューポイント」をチャネルパートナーが獲得できる新しい階層構造を持つ。アソシエイト、シルバー、ゴールドの3つのレベルが用意され、上位ほどSAPからファンディングやトレーニングといった多くの支援が得られるという。
またウォール氏によれば、18日に米国の大手銀行や大手小売業者との大型案件について発表を行うという。
およそ8500人がボストンのSAPPHIREには参加するとみられている。そのうち3500人が顧客か見込み客、2500人がパートナという。
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