システム化を図るSEのスーパーテクニック:現場から見るSEの「地力」(4/4 ページ)
今回は、データ体系図を有効活用してアプリケーションアーキテクチャを考えよう。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)
SCM、BI、コールセンターへ
新たに加わったアプリケーションのうち、主なものは、需要予測と最適発注計画に使用するSCM(Manugistics)、管理・分析に利用するビジネスインテリジェンス(SAS)、さらに国内で調達する製品の製品情報を保持し、コールセンターでのお客様対応にも利用する製品情報システム(自社開発)などである。
上述したとおり、アプリケーションを導入するまで、このような業務を行っていなかったわけではなく、それぞれ、需要予測はAccess、分析はExcelやAccess、製品情報の管理はExcelを使用して行っていたわけである。ビジネスの成長に伴って、処理するデータ量が増え、新たなツールを必要としたり、お客様対応を向上させるためにより良いシステムが必要になったり、というビジネス上の理由から、アプリケーションを追加してきた。
次に考えることは、アプリケーション導入のアプローチである。パッケージが良いのか、カスタムが良いのか? あるいは、パッケージもスイートと呼ばれる、さまざまなアプリケーションが統合されているものが良いのか、それともベストオブブリードと呼ばれる、それぞれ得意な分野のアプリケーションパッケージを組み合わせるのが良いのかといった問いに回答しなければならない。
残念ながら、ここでもこれが正解、というものはないと言わざるを得ない。しかしながら、判断すべきポイントというものはある。次回は、弊社のシステムを例にとりながら、私なりの判断基準を紹介していく予定である。
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杉山 正二
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