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OpenOffice.org 2.0はMicrosoft Office代替えにふさわしいかOOo 2.0が変えるオフィスアプリ基準 第1回(4/4 ページ)

正式リリースが迫るOpenOffice.orgの新版2.0。この特集「OpenOffice.org 2.0が変えるオフィスアプリ基準」第1回は、オフィススイートに求められるべき要件は何なのかを整理し、機能性、互換性、それともシェアなのかを検証していく。

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今後に見送られた日本特化の機能

 一方で、多くの日本語版ユーザーが使うにも関わらず、残念ながらほとんど改善されていない機能もいくつかある。今後の対応が期待される。

 まず、日本語の禁則処理が「ぶら下がり」が標準となっている。そのため、「。」や「、」といった句読点や「っ」、「ぅ」といった文字が、欄外にはみ出して表示される。ただし、段落書式やスタイルを調整することで修正可能だ。

 また、日本語の文書では表や罫線を多用するのが一般的といえるが、OOoでは罫線の種類に「点線」がない。また、Writerでは罫線で「ななめ線」を利用できない(Calcにのみ搭載)。

 一方、「点線」を使いたい場合には、"明るい灰色"などを使うことで擬似的に表現することになる。「ななめ線」を使いたい場合は、図形描画機能で描く。Microsoft Wordの表で利用している場合には、「点線」は通常の線に変換され、「ななめ線」は変換されないのだ。なお、「ななめ線」と罫線を描く機能は、中国の開発者により実装が進んでいる(関連記事)

 この特集「OpenOffice.org 2.0が変えるオフィスアプリ基準」の第2回目では、ワープロ「Write」の新機能レビューを行う。

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