Hack!Hack!Hack! Giga LANDISKをDebian化(4/4 ページ)
個人でNASを導入するユーザーが増えてきた。しかし、パワーユーザーはNASとしてではなく、安価で小型のLinuxマシンとしてとらえているようだ。本特集ではGiga LANDISKをDebian化してみよう。
仮インストール済みOSの起動テスト
仮インストール状態のOSが正常に起動するかテストを行います。再起動を行い、"+"が表示された直後から[Ctrl]+Cキーを押していると「RedBoot> 」プロンプトで停止します。「RedBoot> 」プロンプトでは順次次のように入力してください。なお「exec」から 「mem=128M@0xa0000000"」までが1行で、合計3行になります。スペースの都合上、途中で改行されていますが、1行分ずつコピー&ペーストするなどして間違いのないように気をつけてください。
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正常に起動し、ログインプロンプトが表示されたはずです。rootでログインした後にシャットダウンしてください。
母艦のLinuxPCでファイルシステムを再配置する
Giga LANDISKからHDDを取りはずし、母艦となるLinuxが入ったPCに接続してください。なお、以下ではUSBの変換アダプタを用いて接続した場合(/dev/sda)を想定した記述となっていますので、適時読み替えてください。
まず、HDDの2、6番パーティションをマウントします。
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各パーティションをフォーマットする下準備のため、データ用パーティションに仮インストールしたシステムを取得します。
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フォーマットするため、2番と6番パーティションをいったんアンマウントします。
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下記コマンドで2、5、6番パーティションを初期化します。
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初期化した各パーティションを下記コマンドでマウントします。
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/に割り当てる領域が狭いため、/home、/opt、/usrは/varに逃がします。そのため/にそれらへのシンボリックリンクを作成しておきます。
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いったんアーカイブに取得しておいたシステムを展開します。
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fstabの設定を最終版に変更します。
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各パーティションをアンマウントします。
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以上で母艦での作業は終了です。HDDを取りはずしてください。
Giga LANDISKでの最終作業
HDDを再度Giga LANDISKに戻し、起動します。以下では、Debianのパッケージ管理ユーティリティであるaptの設定を行います。初期状態ではaptコマンドの設定ファイルが配置されていません。本来設定ツールで半自動作成されるはずですが、ここでは手動で作成します。
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sources.listを作成後、次のようにしてaptのデータベースを更新し、既存パッケージが更新されていればそれを適用しておきます。
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sarge時点ではデフォルトのMTAはeximです。そのためpostfixに変更します。なお、この作業はeximの設定を理解している、またはローカルあてのメールしか配送する必要がない場合はこの作業を行う必要はありません。
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パッケージ管理システムであるaptが利用可能になったことで、さまざまなパッケージのインストールやアップデートを行えますが、ここでは、リモートメンテナンス用にssh、ファイル共有のためにsamba、そのほかモジュール管理用のツールなど細々としたユーティリティをインストールします。
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ここで、aptで作成したテンポラリファイルを下記コマンドで削除しておきます。
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次に、LED、ブザー、電源ボタンの設定を行います。次のようにLED、ブザー、電源ボタンの管理プログラムを起動するスクリプト(rc.HDL-G)を/etc/init.d/以下に作成します。
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OS起動時に上記スクリプトを起動させるため、下記コマンドでシンボリックリンクを作成します。
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非常にかけ足での解説となりましたが、以上で設定は終わりです。Debian Lifeを楽しんでください!
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