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中堅中小企業、情報化のすすめかたIT活用で生まれ変わる中小企業(2/2 ページ)

IT導入による情報化を実施する際、何から始めれば良いのか分からないという経営者も多いだろう。実際に情報化を実施する際に気を付けるべき点や、情報化を実施したものの失敗となった例など他社の情報を参考に出来る部分は多々ある。

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情報化実行フロー
情報化実行フロー

 そもそも自社の目標をどう定め、自社をどこに導きたいのか、これが明確でなければ経営革新・業務改革に取り組むことは不可能である。現状の業務を見つめ直し、改善の余地がある部分を発見する。IT導入を優先するあまり、「ユーザー教育が行き届かず、使い方が分からないなどの問題で業務効率が悪くなった」「導入したシステムを業務に活かせずに何年間も眠らせている」という事態になってしまう。

 情報化による経営革新を成功させるためには、どうすればよいのか。結論から言えば、大切なのはIT志向ではなく、戦略に基づいた情報化志向である。

 例えば、財務会計などの伝票を手作業でまとめて、自社の財務状況を把握し、問題点を改善するなどの経営革新に取り組む。これも立派な『情報化』による経営革新である。しかし、手作業で進めるのは人的資源の浪費が大きい、効率が悪い、正確性にも欠けるといったさらなる問題点が出てくる。ここで初めて、会計アプリケーション等の情報システムを利用したIT活用の重要性に気付く。

 「パソコンを導入して、インターネット・電子メール環境を整備し、名刺にメールアドレスを印刷して満足するだけでなく、目標・目的をしっかり定め、最も大きな効果を得られる(と期待される)部署に『ヒト・モノ・カネ』を投入する。そのために利用できるものは機関であれ、支援施策であれ、積極的に利用することが必要」(支援機関関係者)。

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