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中堅企業のサーバやITソリューションの導入実態は?:データで考える中堅企業のIT化(5/5 ページ)
現在IT市場で最も注目を集めている企業群は中堅分野だ。実際に、この市場におけるIT導入の実態はどうなっているのか。調査資料をベースに考える。
全体を通して
全体を通して、下記のようなことが言えるようだ。(図4)
- 各ITソリューションは年商規模に比例して導入率が高い
- 基幹系/グループウェアの導入率が高い
- 戦略系に関しては、導入率は低いが関心は高い
特に、2、3については、中堅企業がIT化するに際して、長年にわたって問題視されてきたことである。なぜ、いつまでもこういった傾向が続くのか、これについては次々回以降に触れることにしたい。
次回は同調査結果に基づき中堅企業のサーバの今後の導入計画について述べる。
今回のノーク・リサーチの調査について
ノーク・リサーチでは、2005年1月から4月にかけて中堅・中小企業のIT導入実態の調査を行った。この調査は、全国の民間企業約7000社(売上高5億円以上500億円未満の企業でサーバを導入している企業)を対象にWebサイトでアンケートを行い、集計・分析したものだ。業種は、組立製造業、加工製造業、建設業、卸売業、小売業、サービス業、その他の7業種。有効回答社数は524社。
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