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結局中堅企業のIT化は顧客満足を追求することだ中堅企業IT化の道(5/5 ページ)

CRMは人や企業によってとらえ方はまちまちであるが、結局は「お客様のことを知り、価値を提供し、結果として売り上げや利益を上げること」である。

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CRMソフトウェアもさまざま

 上記のようなIT活用の話をすると、皆さんの中には、高価な営業支援ソフトウェアやCRMソフトウェアを入れる余裕はない、あるいは、いきなり使いこなせるはずがない、といった反論があるかもしれない。

 しかし、現在ではそんな心配も無用である。なぜなら、こういったソフトウェアの中にも、機能を限定した安価で「軽い」ソフトウェアも出てきているし、このようなソフトウェアをインターネットをベースに活用できるASPサービスも登場してきている。

 初期投資をそれほどかけなくても、基本的な機能は十分利用できるし、自社のITリテラシーに合わせて展開することもできる。営業プロセス管理は、営業日報を書かせるといった下手な管理施策よりはよほど効果も高く、営業担当者の抵抗も少ないはずなので、是非とも導入を検討してもらいたい。

 過去2回は、売り上げや利益の向上につながるようなIT活用に焦点を絞って検討してきた。この領域は、なかなか直接的な効果が見えづらい、出しづらい領域ではあるが、これまでの話を参考にして、IT活用を検討してもらいたい。

 次回からは、利益拡大を図る場合にITが得意とするコスト削減について説明していく。

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