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SOA開発の簡素化を目指すApacheの「Tuscany」プロジェクト(3/3 ページ)

Apache Software Foundationの年次カンファレンスでは、「Tuscany」と呼ばれる新提案が話題だ。特定言語に依存したアプリケーションコンポーネント実装技術と、高レベルのSOAデザイン手法との間に存在するギャップを埋めるためのプロジェクトである。

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 一方、オニール氏は、「Apacheでは、サービスインフラに関連した一連のプロジェクトが進められている。当社がBeehiveの一環として開発中のWebサービスメタデータ技術であるSCA、そして当社のコントロールインフラもそれに含まれる。これらのインフラをベースとしたプロジェクトは、サービスイネーブルメントを実行し、さまざまなトランスポートで異種サービスを結び付けるというプログラミングモデルの概念を構築しつつある」と語っている。

 さらに同氏は、「開発はもっと簡単になるとわたしは考えている。Ruby on Railsのようなフレームワークや、Java分野の外で登場しつつあるフレームワークなどを見れば、すべてのプラットフォーム上での開発を簡素化するという取り組みが今後も続けられると予想される」と述べている。

 「このトレンドはさらに加速するだろう。その背景には、Java 5 VM(Virtual Machine)が普及し、この新しい仮想マシンで利用可能なアノテーション/メタデータ標準がフレームワーク内で利用/適用され、各種の機能がより宣言的に、より動的になるという状況がある。開発の簡素化というトレンドは、今後、大きく前進すると思う」(同氏)

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