東京大学も活用、日本オラクルが新たな検索エンジンを発表
日本オラクルはセキュリティポリシーを適用しながら、アクセス権限を持つユーザーが基幹業務情報に素早くアクセスできる検索エンジン「Oracle Secure Enterprise Search 10g」を発表した。
日本オラクルは3月2日、セキュリティポリシーを適用しながら、アクセス権限を持つユーザーが基幹業務情報に素早くアクセスできる検索エンジン「Oracle Secure Enterprise Search 10g」を発表した。
同製品は、データベースやファイルシステム、エンタープライズコンテンツ管理システム、ポータル、電子メールシステム、エンタープライズアプリケーションなど、企業が持つあらゆる情報からデータを選別し、アクセス権限を持つユーザーに質の高い検索結果を提供するもの。
企業が有する既存の情報を活用した検索アルゴリズムにより、検索結果の質を高め、企業のニーズに応えることが可能な単独型検索エンジンとなっている。
素早い導入が可能なこと、使いやすいユーザーインタフェースにより、短期間で投資対効果が現れることが特徴としている。この製品は、効率的な管理を可能にするWebインタフェースを搭載しており、従来のインターネット検索と同じような形式で結果が表示される従来型のキーワード検索も実行可能。これにより、トレーニング費用やサポート費用を最小限に抑えることができるという。
東京大学の学内ポータルサイトに同製品のプロトタイプが導入された際に、ポータル内のアクセス権限に応じた検索が、各ユーザーの利便性を損なうことなく実現できていることが必須の要件だったという。
理学系研究科教授の早野龍五氏は、学内にあるさまざまなコンテンツに対して横断的な全文検索をセキュアに実行でき、また、ポータルに組み込んだ検索エンジンの導入を検討しており、それが同製品だったとしている。
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