MS、Windows技術者のコミュニティー活性化策を打ち出す
マイクロソフトは、ソフト開発者やITインフラ技術者、ITシステム運用管理者などのITプロが参加する、Windowsを中心としたコミュニティーの支援プログラム「Microsoft Community Ring」を発表した。
マイクロソフトは8月29日、ITエンジニアのコミュニティーを包括的に支援するための施策「Microsoft Community Ring」を発表した。Windows関連の技術者コミュニティーとの連携やNPO(市民活動団体)への協力を通じて、エンジニアのスキルアップやキャリア形成など幅広くサポートするのを目的としている。
Community Ringは、「コミュニティーによってITエンジニアの輪が広がる」ことをイメージして命名されたもので、国内独自の活動となる。
Community Ringでフォーカスするのは、同社がスポンサーとなっている開発者コミュニティー支援団体「INETA(アイネタ)Japan」およびITプロフェッショナルコミュニティー向け支援団体「Culminis(カルミニス)」との連携。INETA、Culminis両団体との協業を通じて、コミュニティー活動の紹介や新規立ち上げ、ITプロ向け出張ワークショップ「Microsoft On」によるエバンジェリストの派遣、Windows VistaやOffice systemなどの発売前の技術情報提供、MSDN/TechNetサブスクリプションのディスカウントなど、さまざまなサポート活動を行う。
また、同社のデジタルデバイド(情報格差)を解消するための施策「NPO-J」との連携を図り、NPOに対するITスキル習得やIT活用の啓発に向けた各支援策にITエンジニアコミュニティーの参画を促すことで、エンジニアの社会貢献や地域貢献を促進していく。
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