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IBM、投資銀行と共同で中国に1億8000万ドルのファンド設立
IBMが、投資銀行Lehman Brothersと共同で中国にファンドを設立する。アーリーステージを脱して成長中期や成熟期に入った企業を、資金面および経営面から支援することを目的としている。
米IBMと投資銀行の米Lehman Brothersは10月30日、中国に共同で1億8000万ドルの投資ファンドを設立すると発表した。両社が9000万ドルずつを出資する。
このファンドは、アーリーステージのベンチャー企業を主に扱う通常のベンチャーキャピタルとは異なり、成長中期や成熟期に入った企業を、株式公開の前後を問わず対象とする。Lehman Brothersの投資銀行・プライベートエクイティ事業と、IBMの事業運営面での知識や技術を組み合わせ、中国企業を資金面および経営面から支援する。
中国では現在、ハイテク業界の育成とともに、従来産業の効率化や経営面での改革を推進中であり、IBMとLehman Brothersでは、新しいファンドの設立はこうした中国政府の方針に沿ったものであると同時に、中国でのビジネスの強化も図るとしている。
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