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Oracle、ECMソフトのStellentと公共サービス向けソフト会社を買収
Oracleが、ECMソフトのStellentの買収で合意に達したと発表した。また、公共サービス向けソフトのSPL WorldGroupの買収も発表している。
米Oracleは11月2日、エンタープライズコンテンツ管理(ECM)製品ベンダーの米Stellentの買収に合意したと発表した。買収金額は約4億4000万ドル。買収取引は2006年中か、2007年初頭に完了する見通し。
StellentのECM製品には、Webコンテンツ、文書、デジタル資産など、様々なタイプのコンテンツを共通のユーザーインタフェースや管理インタフェースから管理できる「Stellent Universal Content Management」などがあり、同社製品はP&G、Vodafoneなど4700社以上に導入されている。OracleはStellentの買収により、既存のコンテンツ管理ソリューション事業の補完と強化を図る。
また、Oracleは11月3日に、公共サービス向けのソフト提供企業SPL WorldGroupを買収したことも発表した。買収金額は非公開。
SPL WorldGroupは、電気やガス、水道などの公共サービスに対し、請求書の発送やカスタマーケア、サービスの停止・配給管理などを行うソフトウェアを提供している。また、政府機関に対して税金管理ソフトの提供も行っている。OracleはSPL WorldGroupの買収により、公共事業業界に対してエンド・ツー・エンドのソリューションを提供していく狙い。
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