電波が届かなかったら返品OKです――コレガが無線LANのキャンペーン
コレガは、同社の11nおよびMIMO対応無線LAN製品を対象に、無線接続できなかった場合に製品の返品、返金を受け付けるキャンペーンを開始した。
コレガは3月8日、同社の無線LAN製品を対象に、端末が無線接続できなかった場合、製品の返品および返金を受け付けるキャンペーンを開始した。実施期間は2007年末までで、返品などは2008年1月末まで受け付ける。同社は、ドラフト版IEEE 802.11n(11n)およびMIMOによる導入効果を宣伝するキャンペーンを展開しており、今回の返品・返金キャンペーンもその一環となる。
キャンペーンは、対象の無線LANセット製品をユーザー環境で使い、電波が届かずに無線LAN接続ができなかった場合に、製品の返品および返金をコレガが直接受け付けるというもの。ユーザーは受け付け専用窓口に連絡して返品・返金の手続きを行う。なお、一般家屋での個人使用に限定し、返品・返金の受け付け有効期間は購入日より2週間以内となる。
対象となる無線LAN製品は、ドラフト版IEEE 802.11n対応「CG-WLBARGE-P」(3万3390円)およびIEEE 802.11b/g対応「CG-WLBARGMH-P」(2万9820円)の無線LAN BBルータ+無線LANカードのセット(パッケージにシールが貼られているもの)。いずれも米Atheros Communicationsの無線高速化技術MIMO(Multiple Input Multiple Output)をサポートする。
MIMOは、複数のアンテナを対向で同時使用することで送受信時の通信帯域を広げる無線技術で、11nの基盤技術の1つ。通信距離を飛躍的に伸ばすと同時に、同社では11n利用時の理論値で最大130Mbps、実効値で99Mbps(SmartBits計測値)のスループットが得られるとしている。キャンペーンは、無線LAN製品購入時に懸念される電波通信環境にかかわる不安を解消する目的で実施するという。
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