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アルバが無線LANスイッチの新OSをリリース N902iLとの相互運用性が向上
アルバネットワークスは無線LANスイッチ用OSの最新版をリリース、モバイルセントレックス構築に必要な機能を強化した。
無線LANのアルバネットワークスは3月12日、無線LANスイッチ用OSの最新版「ArubaOS v3.1」をリリースした。新バージョンでは、音声系のQoS(サービス品質)維持やモバイルセントレックスに有効な機能を搭載している。
ArubaOS v3.1では、無線IP電話向けの音声品質を高める改良として、音声データを優先制御するWMM(Wi-Fi Multimedia)や、事前に端末の送信時間の割り当てを行うTSPEC(Traffic Specification)といった新しい無線LAN規格に対応した。さらにU-APSD(Unscheduled Automatic Power Save Delivery)による省電力機能を搭載し、端末のバッテリー消費を抑えることができる。これらの機能をサポートした結果、IEEE 802.11e対応FOMA/無線LANデュアル端末「N902iL」との相互運用性が向上した。
そのほか、SSIDごとに認証サーバや認証方式を設定できる仮想SSID、複数の管理者への管理機能の分割、syslogメッセージの処理、通話数制限(CAC)機能の拡張といった仕様強化が行われている
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