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時間感覚を養うプログラミングとは?――事例で知るガジェットWindows Liveが魅せる次世代マッシュアップ(3/4 ページ)

Webアプリケーションの1つとして各社が注目する「ガジェット」。Web上の情報をニーズに合わせて配信することができる点に各社が注目している。その恩恵は、作り手にもあることを知っているだろうか。

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 リスト2に引用した部分では、今回のガジェットの肝となる評価コメントを出すための下準備を行っている。

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 リスト2を見て分かる通り、評価コメントは5段階に分かれている。もちろん、ピッタリ正解した場合には、「いちばん良い」というコメントが表示される。以下、順番にランクが下がっていき、最も時間が離れてしまった場合には「目も当てられない」というコメントが表示される。その中には、何のコメントも表示しない、「無視」も用意されている。

 「ブレイントレーニング」に続いてこのガジェットを開発したイーストの永井氏によると、「コメントはランダムに表示されるようになっています。あんまり外れていくと、そっけなくなっていきます。また、ちょっとした外れ具合によって、5段階の中でも5種類のコメントを用意しているのです。これは、最初の小数点の0.1秒によって、何を表示させるか決めています」と語る。

 つまり、それぞれの評価コメントは1つではなく、さらに5種類に細分化されているという。最終的には、25種類の評価コメントが存在するということになるわけだ。

 このようにコメントする永井氏でも、「実際にまだ1回しかピッタリと合わせたことがないんですよ」と笑って語った。それほどピッタリと正解することは難しいだろう。メッセージ自体はソースを見れば分かるが、やはり実際に挑戦してピッタリと合わせることができたとき、「小さなガッツポーズ」をしてしまうに違いない。

 リスト3として、後半部分に記述された、実際に表示される評価コメントと、それをランダムに表示させる部分のソースを引用した。なお、評価コメントに関しては、今回の引用に限り「※※※」として伏せさせていただいた。ぜひ実際に挑戦してコメントを確認してほしい。

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 次ページに挙げるリスト4に引用した個所が、このガジェットの中心となる部分だ。

 「単純な動作ですけど、『start/stopイベント』があって、スタートした時間を保存する。そして、ストップの処理をしたときにその差を求める。要した時間から、指定した時間との差を求めて、コメントを表示するわけです。すべて同じ幅で決めているのですが、10秒と60秒ではその幅の違いがあってもよかったかなと思いますね。これもチューニング次第ですね」(永井氏)

 つまり、まだまだ改良、発展の余地があるということも語っていただいた。ぜひ、このような改良は読者に試してほしい。

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