米農務省(USDA)は4月20日、約15万人の個人情報が政府のWebサイトで一時誤って公開され、誰からでも閲覧可能な状態であったことを明らかにした。
同省は4月13日、USDA基金受領者から、USDAサイトで個人を特定可能な情報が閲覧できるとの通知を受けた。USDAはただちにすべての個人情報をWebサイトから削除したという。
USDAによれば、4月13日以前に、農業サービス庁および農務省農村地域開発局から基金を受けている約4万7000人の個人情報が公開されていた可能性があるという。また同省のデータベースには、10万5000人から15万人程度の個人情報が登録されている。そのためUSDAは登録者全員に情報漏えいの事実を通知、1年間無料でクレジットモニタリングサービスを提供する。
現時点では、漏えいした情報の悪用などの報告はないが、USDAが個人情報を削除する前に、ダウンロードされた可能性があるとしている。
関連記事
- 米国勢調査局、302世帯の情報を流出
302世帯の情報を含むファイルが、外部からのアクセスが可能なサーバにポストされたことが明らかになった。 - 米農務省、地方にブロードバンド推進基金
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.