米農務省(USDA)は9月15日、地方のブロードバンド接続を推進するために計890万ドルの基金を認可したと発表した。今回8州21基金を新たに追加したことで、ブロードバンド接続支援基金は5年間で129基金、総額5770万ドルに達した。
地方接続推進プログラムは、農務省農村地域開発局(USDA Rural Development)の高速通信貸付プログラムを補完するもの。基金の認可を受けるには、各地方自治体は最低でも10台のパソコンを公共使用可能にする必要がある。
新たな基金の認可により、ケンタッキー州ベリーに20万9891ドルが供与され、地元の小さな消防署が郡の消防署、郵便局、市役所とネットワーク化される。ニューメキシコ州は6基金330万ドルにより、ネイティブアメリカンの居留地に住む人々が、ブロードバンド接続できるようにする。その他バージニア州エウィングおよびクリーブランド、ワシントン州スプリングデールなども基金を認められた。
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