独SAPが4月20日発表した第1四半期(1〜3月期)の暫定的決算は、売上高は21億6600万ユーロで前年同期比6%増、純利益は同10%増の3億1000万ユーロ(1株当たり0.26ユーロ)となった。為替変動の影響を除くと、売上高の伸びは11%となる。
ソフトウェア収入は5億6300万ユーロで、前年同期比10%増。地域別では、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域が同8%増、アジア太平洋地域は同10%増、北南米地域では同11%の伸びとなっているが、為替変動の影響を排除すると、EMEAで9%増、アジア太平洋で16%増、北南米では22%の伸びを見せたという。
中核エンタープライズアプリケーション市場における同社のシェアは、第1四半期末時点で25.1%で、前年の同四半期末時点から2.4ポイント増加。第4四半期末時点の24.5%も上回ったとしている。
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