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SAP増収増益、新市場開拓に3〜4億ユーロ投資へ
SAPの10〜12月期決算は、売上高は前年同期比7%増、純利益は同29%増となった。また中間市場の新セグメント開拓を目指して3〜4億ユーロを投資する計画を発表した。
独SAPが1月24日発表した第4四半期(10〜12月期)の暫定的決算は、売上高は29億5200万ユーロで前年同期比7%増、純利益は7億9900万ユーロ(1株当たり0.66ユーロ)で同29%増となった。
ソフトウェア収入は12億6200万ユーロで、同7%増。アジア太平洋地域の伸びは2%、アメリカ地域では横ばいの一方、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域では13%の伸びとなっている。ただし為替変動の影響を差し引くと、アジア太平洋地域が9%増、アメリカ地域が10%増、EMEA地域が14%増だとしている。
通年では、売上高は94億ユーロで前年比10%増、純利益は19億ユーロ(1株当たり1.52ユーロ)で同25%増だった。SAPによると、中核エンタープライズアプリケーション市場における同社のシェアは、2006年末時点で24%と、前年末から2.8ポイント増加。同社に続く市場2位のベンダーのシェアの2倍以上を維持しているという。
SAPは2007年以降、8四半期にわたり3億〜4億ユーロを投資して、新分野を開拓することも併せて発表した。「中間市場の、新しい未開発のセグメント」を対象としたもので、この投資により、営業利益率が2006年の27.3%から、26〜27%程度に下がる見通しだという。
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