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Vista Aeroによる電力消費増はごくわずか――MSが反論
Aeroがバッテリー持続時間を短くするという一部の批判に対し、MSが「たいした消費量ではない」と反論している。
米Houston Chronicle紙のドワイト・シルバーマン氏が、Vista Aero上でゲームの「Doom 3」をプレイすると、バッテリー持続時間とパフォーマンスが著しく低下すると書いた記事に対し、Microsoftのプロジェクトマネジャー、ニック・ホワイト氏が公式ブログで反論した。
Aeroは半透明のガラス風インタフェースを提供するため、従来よりもGPUを動かし、その結果電力を消費するが、従来との差はそれほど大きくないとホワイト氏は言う。例えば、ノートPCのディスプレイは、バッテリーで使用する場合、その15%〜25%を消費する。Microsoftの実験では、Aeroを使った場合の電力消費は、1%〜4%程度増えただけだったという。したがってバッテリー持続時間を延ばす目的でAeroをオフにしても、有用なVista機能が使えなくなるだけであまり意味はないとホワイト氏は主張する。
しかし一方で、バッテリー持続時間を少しでも延ばしたいユーザーのために、PCが省電力モードになったときは、ウィンドウの透過性を自動的にオフにする機能が装備されているという。
またバッテリー持続時間についてはほかのさまざまな要因が影響するため、何が影響しているかを容易に判断するのは難しいと指摘している。
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