MS、Vistaの売り上げは「史上最速」と発表
年内に製造工程向けにリリース予定の次世代Windows Server「Longhorn」の正式名称が「Windows Server 2008」となることも発表された。
米Microsoftは5月15日、Windows Vistaの売り上げが、1月の発売から100日で4000万本近くに達したと発表した。同社会長のビル・ゲイツ氏が、Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC) 2007の基調講演で明らかにしたもので、「Windows Vistaは歴史上、最も速く売れているOS」だと語った。
ゲイツ氏は、Vista売り上げの78%を家庭用上級バージョンの「Home Premium」エディションが占めることに触れ、「加速するデジタルライフスタイルへの移行と、より豊かなコンピュータ体験への要望」がVistaの好調な売り上げの原動力となっているとの見方を示した。
ゲイツ氏はまた、「Longhorn」と呼ばれる次世代Windows Serverの正式名称が「Windows Server 2008」となることも併せて発表。同OSは、4月のβ3公開から3週間で、10万本以上ダウンロードされているという。Windows Server 2008の製造工程向けリリース(RTM)は、従来の発表通り年内を予定している。
講演ではさらに、Gateway、LaCie、Medionの3社が、Windows Home Server対応のハードウェア製造を行うことも発表。Windows Home Serverは家庭で複数のPCを集中管理するためのソリューションで、既にHPが年内に対応製品の発表を予定している。
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