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社内と携帯電話をつなぐインスタント・メッセンジャー(2)モバイル Ready!なコミュニケーション活用術(2/2 ページ)

ビジネスIMをモバイル環境で利用するメリットは多い。それでは具体的なメリットや利用上の注意点、導入事例などを見ていこう。

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IMをワークフローに組み込む

 Yoctoセキュアメッセンジャーを利用する、ある人材派遣会社はモバイル機能を派遣スタッフとのコミュニケーションに活用する。普段は派遣先にいるスタッフと顔を合わせたやり取りが難しいため、日常のコミュニケーションは携帯電話のIMが主役だという。

 同社では、派遣スタッフに毎朝携帯電話でIMへログインして、プレゼンス情報に「出社――今日は調子OK!」や「遅刻――体調不良です」というような簡易メッセージ(一言コメント)を入力するよう、ワークフローとして定めている。

 始業前などに、この一言コメントを他のメンバーや管理者が見つけて、「今日はどうしたの?」「何か良いことがあった?」と、メッセージング機能を利用して呼びかける。お互いに積極的にコミュニケーションを図るようにすることで、ふさぎ込んだ状態で仕事を続けないようにするのが狙いだという。

 IMを介してのやり取りはログとしてサーバに保存されるため、後から検索を利用して必要なログを抽出できる。例えば「つらい」というキーワードでログを調べれば、何かしらの理由で気分が落ち込んでいるスタッフを見つけることができるため、相談や励ましなどの必要なフォローが行えるという。

 このようにIMのモバイル機能を利用すれば、社内と社外のコミュニケーションだけではなく、メンバーの大半が社外で活動するような環境でもコミュニケーションを円滑化させることができる。


Qriptの渡邉君人CEO

 最後にビジネスIMを導入する際の注意点について、渡邉氏は「どのようなユーザーでもIMを使えるよう、なるべくシンプルな機能を備えたものを導入することでグループ全体のコミュニケーションが活発になり、IM本来の目的を達成できる」と話している。

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