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24時間稼働のために――サーバ管理者が知っておくべき自動復帰ノウハウSNMPによるネットワークモニタリング「第2版」(2/2 ページ)

24時間コンソールの前に張りつくなど勘弁だ。サーバ管理者が知っておくべきhttpのモニタリングと、自動復帰のためのノウハウを紹介しよう。

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・プロセスを実行する

 httpdプロセスがない状態で、次のようにsnmpsetコマンドを実行する。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 これは「prErrFix.1」にInteger型の値「1」を設定するという意味だ。なお、「prErrFix.1」の「.1」は、snmpd.confに記述した「1番目のproc(procfix)」であることを示している。

 これにより、procfixで指定してあるコマンドが実行される。すなわち「/sbin/service httpd restart」が実行され、プロセスが復帰するというわけだ。

・自動復帰させる

 procfixは、snmpsetコマンドなどで、「prErrFix.インデックス番号」に「1」を設定したときに活動するものにすぎず、プロセスがなくなったときに自動復帰するというわけではない。プロセスがなくなったときに自動復帰させるには、さらに設定が必要だ。

 そのためには、snmpd.confに対してリスト2のように追記し、定期的にモニタリングする。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 リスト2では、まず、内部ユーザー_internaluserを作成している。そしてmonitorディレクティブを使って、そのユーザー名で接続し、prErrorFlagが0でない場合に――つまり何らかのプロセスがエラーを発生しているならば――、httpdfixというイベントを発生させるようにした。

 「-r」オプションは監視の間隔(秒)を指定するものだ。リスト2では「-r 60」となっており、60秒間隔でチェックしている。この間隔は適時調整してほしい。

 httpdfixというイベントは、setEventディレクティブを使って、prErrFixに1を設定する定義した。これにより、procfixで指定しておいたコマンドが実行される。すなわち、「/sbin/service httpd restart」が実行され、httpdプロセスが復帰するという具合だ。

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