第7回 RRDtoolでグラフ化モニタリング:SNMPによるネットワークモニタリング「第2版」(5/8 ページ)
SNMPを使った機器のモニタリングには、統計を把握するためにグラフ化させることが一般的だ。今回の記事では、RRDtoolとフロントエンドツールを使って視覚化させる方法を解説しよう。
値をグラフ化する
リスト1のスクリプトを実行すれば、その瞬間のインタフェースのトラフィックがRRDに格納され、自動的に平均がとられる。
すなわち、リスト1に示したスクリプトを5分ごとに実行するようにcronを使って定期的に動かせば、統計が蓄積されていくようになる。次に必要となるのが、値のグラフ化だ。値をグラフ化するには、次のようにgraphを指定する。
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graphオプションにはたくさんのオプションがあり、すべてを紹介しきれない。そこで、ごく簡単な折れ線グラフのみを扱う。そのほかのグラフオプションについては、rddgraphの解説を参照してほしい(関連リンク)。
グラフを描画するには、DEFオプションで変数を定義して、その変数を描画するという方法をとる。
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ここまでの手順では、すでに入力パケットと出力パケットをそれぞれ「InPackets」「OutPackets」という名前で、packets.rrdファイルに保存してある。
そこで例えば次のように指定すると、2007年5月28日の13:00(タイムスタンプ値:1180323000)から翌日の13:00(同1180411200)までのトラフィックをグラフ化できる。
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グラフ化した画像はPNG形式になる。実際にグラフ化したものを図3に示す。
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